EmacsとVi
EmacsとViの宗教論争は面白い。
Viは基本ラインエディターだ。
拡張してテキストエディタになったに過ぎない。
この辺、MS-DOSにラインエディタのEDLINが付属してたのに似てる。
ラインエディタなので基本、コマンドを発行して編集を実行する。
EmacsとViの宗教論争とは
基本的には、このコマンドで編集する事を是とするか否とするか、と言うだけの事に過ぎない。
例えば小説を書くなら、Viはまったく向いていない。そもそも長文を記述するのには向いていないと言える。
だが編集者ならViを使いこなせるかも知れない。
Viはだからコードを書く人向きだと僕は思う。
全部手で打って記述しますの人は、Emacs使えばいいよ。
俺はそんなのメンドクサイんだよ、適当に編集して済ますよ、の人はVi。
簡単に書けば、これだけの事だと思う。
メンドクサイ事から手を抜くのに、どれだけの労力を注げるかが、優秀なプログラマの素養の一つである。
と何回も読んだけど、その意味でViの方がプログラマ向き。
コマンドを発行するが理解できない人のために例を挙げよう。
Viではコマンド入力画面で cw と打てば、単語を変更することができる。
change wordだ。
ESCを打つまでに入力した文字が、
コマンド入力画面でカーソルがあった単語と変更される。
挿入モードで入力して、要らない部分を消す普通のエディタの使い方とは、ちょっと違う。
もちろん、Viにも挿入モードもあるし、一文字づつ消すこともできる。
だけど、そんな使い方する奴はViには向いてない。
僕の言いたい事が理解頂けただろうか?
まぁ、日本語で書かれた文章は単語の区切りに空白があるわけがないので、日本語の編集にはまったく向いてないと思うけどね。
英語、もしくはプログラム言語には向いてると思う。